イタリアで一番好きな場所 ”オルチャ渓谷”
旅に、優しさと、その地の感動を求める人に必ず訪れてみてほしい場所
魅力に詰まった国「イタリア」
私は親友と2週間弱という限られた時間で、
ローマ→オルチャ渓谷→ヴェネツィア→アルベロベッロ→マテーラ→ラテルツァ→ローマ
6か所をぎゅぎゅうに詰め込んだオリジナルプランでイタリアをぐるっと一周!
そして親友と声を合わせて一番素敵だったと選んだ場所....
-ACCESS-
①ローマ・テルミニ駅→キウーシ駅(Chiusi駅)...9.5€
(9:00-10:40/レジョナーレヴェローチェVC急行)
Trenitariaで検索、予約可能
②キウーシ→からモンテプルチアーノ(Montepuluciano Autstazione)駅...3.5€
(11:30-12:15/tiemme spa ※バスです number→FT2 or FT4 or FT5)
※バスチケットは近くの売店の店員さんから直接購入することができる
③モンテプルチアーノ駅→ピエンツァ(Pienza)駅
(13:45-14:04/tiemme spa ※バスです number→112)
2019/1/29
朝、ローマでイタリア人の友人とお別れした後、
完全に二人旅がスタート!まず初めに乗車するのは、
ローマテルミニ駅発→キウージ駅着のローカル列車
ローマを抜けると自然いっぱいの景色が瞬く間に広がり、
”世界の車窓から” を歌いたくなるような景色が続く(実際にずっと歌ってた笑)。
そんな景色に見とれながらトンネルをいくつも超えて約一時間半、キウージ駅に到着。
実は私たちにとってこの先はもはや未知の世界
ネット上にこの先のことについて情報が少なくて、一握りの情報をもとに旅するスリルを存分に味わうことになった☆
この先も列車で行けると思っていた私は、どこにも列車が見当たらなくて慌てふためく。ホームで休憩している人に尋ねるも、みんな英語しゃべられない(笑) だけど、みんなすっごく優しくて、困っていると周りにいた人も助けてくれようと集まってきてくれた!
どうにか手段が電車ではなくバスだけであると知り、乗車を試みるも、乗車券を持っていなかった私たち!どこで買うかすらもわからん!と思ってたら、ニコニコしたおじいちゃんが、チケットを譲ってくれた(´;ω;`)
おじいちゃん優しい。ひたすらGRAZIEって叫んだよね。
キウージ駅→モンテプルチアーノ駅
モンテプルチアーノ着。
ここで親切にしてくれたおじいちゃんとお別れ
何一つ会話できなかったけど、最後に笑顔で何か言って去っていったおじいちゃん
もちろんイタリア語だったけど、不思議と何を伝えたいのかわかったし、私たちがおじいちゃんに対して抱いている感謝の気持ちもしっかりと伝わっていると感じた。
言葉の壁があっても、通じ合えるんだと感じる瞬間は、本当にうれしいことだと改めて思った
モンテプルチアーノ駅では乗り継ぎが一時間。
ぶらぶらと駅周辺を歩くと、ピザ屋さん!と、パン屋さんが合体したおしゃれでモダンなお店を発見!
とってもおいしくて、地元の学生からも愛されていて、店員さんたちも気さくで優しい方たち。ボーニシッモ!って言ったらめっちゃ喜んでくれた(笑)
やっぱり日本人が珍しいのか、ランチをしに来ていた学生たちはこっちをちらちら見てきた(笑) 手をふったら、笑顔でみんな振り返してくれる。
ほのぼの陽気なイタリアの田舎、素敵だなあ
モンテプルチアーノ駅→ピエンツァ駅
バスからの車窓は、”世界の車窓から” を大声で歌いたくなるような景色...
オフシーズンだから、広いオルチャ渓谷の中には、完全に緑というわけではなく茶色がかった丘が重なり合っていて作り上げられる景色もあって、それはそれでまた壮大で、大地の海って言ったらいいのかな、そんな感じ。(語彙力、)
ピエンツァ到着
下車すると、なんと雨、、、
結構降ってるけど私も親友も傘を持っていない
(イタリアの冬は天候悪いって知ってたうえで持ってこない2人)
でも、今夜の宿は、このピエンツァという小さくてかわいい街から、さらに五キロ離れた僻地にあるのでした......
そこまで、ダウンロードしたグーグルマップだけを頼りに歩いて目指すぞ!
雨の中、目的地には到底つくはずもなく、ゴロゴロとスーツケースを転がしながら、雨ながらも美しい景色に絶叫する二人を、通りがかる車の人たちは不思議そうに、だけど笑顔で手を振ってくれます(笑)
雨でびしゃびしゃになりながらはしゃいでいると、親友が声をあげて遠くのそらを指さしていました。
そこには、今まで見たこともないくらい、大きな半円を描いた美しい虹が!!
本当にそれを機に、太陽が雲から顔を覗き、雨に濡れた道、緑の丘がきらきら輝き始めてまぶしい光を放ち始めたのです。
これは、何か素敵なことが起こる兆しかな?と思っていたけど、本当にここから、私たちの旅の運気は急上昇!
テンションハイのまま道のど真ん中を歩いていると、後ろから来た車がキューブレーキ!!
やっっばい怒られるなぁ、、て思ってたら、
「どこ行くの?!」って聞かれて、
「この宿へいくんです!」って言ったら、
「家近くだから、乗りな!めっちゃそこ遠いよ?!」って言って車で宿まで乗せてくれた.....!
みんなすっごく優しいの本当にびっくりするくらい!
こんなとこ、歩いてくる人なんていないよ?!?ってびっくりはされたけど(笑)
(ちょっと半目になってしまった、!)
結局私らは、一キロも歩くことなく、優雅にドライブしながらホテルに到着しました(笑)
「Hotel Locanda Vesna」
この宿にした理由は、町から離れていて一面絶景が楽しめると確信していたから。
だから少し遠くても絶対にここがいいと決めていた。
実際に着くともう想像以上の美しさ。
人里離れた丘にポツンとたたずむ一軒のかわいい宿、その周りは三百六十度緑の世界。
この宿の周りは本当に緑、緑のじゅうたんが折り重なったような景色だった。
宿も、めっちゃ可愛くて、そしてオーナーのおじいちゃんもまたかわいい(笑)
お部屋も広くって、可愛くて二人で泊まるにはもったいない場所だった。
夕暮れ、雨上がりの美しい空が、だんだん夕焼けに染まって、染まって、染まってく。
目の前に広がる壮大な景色がゆっくりと、時間をかけて変わる姿にため息。
そこにはもう私たちと渓谷しかいなくって、ただひたすらにこのトスカーナの絶景に私たちも染まってく気がした。
言葉になんてできないけど、例えるならジブリの世界にいるような、思わずセリフを叫んでしまいそうになるような景色だった。(私と親友はジブオタです)
カメラを構えるのさえ惜しくて、actually we don't have any sunset photos...
To be contenued...