Visiting my friend in "Oaxaca,メキシコ" ~life lessons~

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Oaxaca where passionate artists get together



2019/9/20

普段通り学校を終え、夜の10アエロメヒコ航空にてメキシコへ向かう。

今回は現地まで完全に一人。久しぶりの一人旅のちょっと緊張と、ワクワクが混ざった独特の気持ちにこれから旅が始まるんだ!!って気持ちでいっぱいになった。

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aeromexico

 

今回の旅の目的は、大好きな友人メリッサに会いに行くため。

人間としての生きざまとか、考え方とか、

しっかり自分を持っているところとかすべてがかっこ良くて素晴らしい友達!

 

この旅の一か月前まで、シアトルの学校で一緒に勉強をしていた頃を懐かしく思いながら、

メリッサが大好きだという彼女の町を訪れるこの日を心待ちにして過ごしてきた。

 

ついに、それが実現するんだなあと心弾ませてたら、案の定機内で眠れなかった(笑)

 

 

首都メキシコシティで国内線に乗り換えて、さらに南の町にある小さなオアハカ空港へ。

そのころにはもう朝の8時になっていた。

オアハカ、ここはメキシコの小さな町。

 

基本皆スペイン語で、空港を出ればほとんどみんな英語を話さない。

眠いなんて思っている場合じゃない!

 

オアハカには、鉄道や、町中心部まで行く専用バスなどはない。

あるのは、タクシーと、コレクティーという乗り合いバス

乗り合いバスは、人が集まるまで基本出発しないいつ出発すんのか検討もつかん乗り物。

 

ジェスチャーという偉大なコミュニケーションツールを最大限に活かして無事にバスは出発。

驚くことに車窓は、まるで東南アジアを思わせる雰囲気だった。

畑が広がり、ところどころに小さな家がぽつりぽつり。

 

町の中心部に来ると、カラフルなストリートがにぎわう

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12:00

ついにメリッサと合流~!

 

2人で、ローカルな市場の中にある野外の食堂みたいなところで、オアハカのおいしい料理たちを嗜みながら、三時間ぶっ通しでおしゃべりし続けた。

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メリッサは、ファッションデザイナー兼、絵描きで、さらに版画ガーデニングデザインコンテンポラリーダンスとか幅広い分野での芸術の才能を開花させている

 

そんな彼女がこの町が大好きというのには理由がある.....

ここオアハカは芸術家たちがこぞって集まる芸術の町!だから★

 

芸術の町オアハカツアースタート!

①歴史博物館

②図書館

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③版画のアトリエ

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メリッサが今制作している版画のアトリエ。

版画にもいろんな種類があって、こんなに大きな機械を使って作品を仕上げる。

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世界に二台しかないんだとか。

 

④ボタニカルガーデン

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さすがサボテン大国。種類が豊富!

 

コンテンポラリーダンス

メリッサの友達主催のコンテンポラリーダンスの舞台。

コンテンポラリーは学校の授業で習ったことがあったけど、生で見るのは初めて

思いを言葉以外で表現するのは簡単なことではないし、受け取る側も人それぞれだから、正解などないわけだけれど、それでも意味して表現したことが、受けてに伝わったときは双方にとって大きな感動なんだなって感じた。

 

 

数々のローカルな場所を渡り歩いて感じたことは、

どこに行けどメリッサの友達に出会いまくる。そして、彼らはみんなライターや、フォトグラファ、版画師、絵描きや、ダンサーたち。

 

小さな芸術の町では、芸術家たちがほとんど全員お友達。それぞれの芸術活動の進捗を共有しあったり、作品の意見交換をしたり、ゆったーり時間は流れてく。

 

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Dinnerは、メリッサおすすめのレストランで。

食事を終えてもオアハカの夜はまだまだ続くのです

 

まさに気分は夜は短し歩けよ乙女

(自分で乙女とか言っちゃうし、お酒飲んでないけども(笑))

 

メリッサに連れられてBARを回る。基本的にどこも屋外のテラス。

昼間会った人たちと、ここでまた再会。そして新たな仲間も加わって夜風にあたりながら語り合う。

メキシコを代表する最強のお酒メスカルを片手にね。

水もったいないかメスカル飲も~なんていう冗談があるくらいみんな最強の肝臓をもってらっしゃる。

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mezcal

スペイン語なまりの英語を、大音量の音楽をBGMにして聞き取るのは、至難の業。

 

それでも、彼らの話す内容は非常に興味深いものばかり。

特にライターたちの話し方は、聞き手がどうしたら魅了されるのかを分かって話すから、ストーリーがドラマティック

 

 

なかでも一つ聞いてほしい話がある。

麻優子の語彙力と、翻訳力で伝えることが出るかわからないけど....本当に素敵なお話。

もちろんノンフィクション。

 

そのお話をしてくれたのは、カールさせた髭が似合うおしゃれなライターでフォトグラファ-のイケオジチャン。(もうめっちゃカッコいいオジチャン、もうおじいちゃんかなやけどめっちゃカッコいい!!)

 

数十年前、彼(イケオジチャン)はある日本人の女性と恋に落ちた。彼女の名前は、ハルヨさん。

彼女はとても聡明で、また芸術にも長け、容姿端麗、欠けているところなどないくらい素晴らしい女性だったそう。だけど一つだけ、その当時の歴史的な背景をそのまま映したような現実があった。

彼女は、日本の伝統的なお家柄出身で、何をするにも女性は身を引いて慎ましくあるべきという考え方の典型だったそう。

彼は、それが日本の伝統的なものであるということを十分に理解していたから、強制的に彼女にそれをやめさせることはしなかったけれど、

一緒に並んで歩むことのできないならこれ以上一緒にいることはできないと、彼女のことを心の底から愛していながらも、別れを告げたらしい。

彼は今でも、ハルヨさんが誰かの後ろに隠れるようなことなどせずに、一人の女性として前へ一歩踏み出し、誰か大切な人とともに歩んでいることを願っていた。

 

切なくて、だけどなんて素敵なんだろって目の前で涙。

Too sweet but too sad....

 

だけど、こうとも言ってた。

”たとえ、結末がどれだけ悲しくても、ハルヨは僕の人生を豊かにしてくれた最高の女性だよ。今でも彼女のことを愛してるし、きっと彼女も僕のことを思ってる。それだけで、幸せなんだ”って。

 

かなしすぎるし、本当に切ない!!!

だけど、あったかいんよね、遠く離れていて、どこにいるのかさえも分からなくても、地球上のどこかで誰かを思って、そして誰かが思ってくれている。

そしてそれが確かに、心の中で人生の支えになってる。

 

彼が最後に私に伝えたのは、

”私が一人の日本人女性として、保守的な偏見を打破して自立して歩むということと、そして大切な誰かに伝えられるときにその思いを正面から伝えるということ。”

 

心のどこかで当たり前だとか、大切だとわかっていても、いつも避けていたり、遠回りしていたことだったから、心臓の奥深くまで突き刺ささるadvice, Gracias.

 

乾杯。

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イケオジチャンとツーショ(ぶさいくすぎるので顔面割愛)

 

この写真で思い出したけど、メキシコでは人との距離がめっーーーちゃ近い!

最初はびっくりして硬直してたけど、みんな出会って、ギュっとしてほっぺにチューする( ´∀` ) ♡これがメキシカンスタイルのご挨拶☆彡

 

深夜何時にになってもオアハカはずっとずっと起きてるよ

二時過ぎにメリッサが宿まで送ってくれたけど、そのあとメリッサまたオアハカの夜に戻っていったとさ...体力すごすぎるっ

 

 

今日一日で学んだことは、私が何年も生きてやっと得られるようなことたちばかりだった。

今回のオアハカ旅は毎日が人生のレッスン。

 

残り2日も、どっちもまた素晴らしい思い出、to be continued....★