Second day in "Oaxaca、メキシコ" ~町散策と人生論~

 

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町散策

オアハカ旅2日目

2019/9/21

 朝、メリッサ(アメリカ留学時代に出会った素晴らしい友だち)から伝えられた集合場所に行くと、そこにはメリッサとともに芸術家でフランス出身のロロさんがいた。

 

今日はこの二人にオアハカを案内してもらう!

 

オアハカは、『リメンバーミー』(ディズニー映画)の舞台となったところ。映画同様、人々は死者(ご先祖様)とのつながりをとても大切にしていて、11月には死者の祭りという世界中の人々が集まってくるような有名なお祭りがある。

 

それをモチーフとして、カラフルな骸骨や、動物のオブジェはお土産としてもとても人気。’死者’というちょっと怖そうな言葉の響きとは裏腹に、どれもとてもかわいらしく、ユーモアがあふれる!一つ一つが手作りだから、同じ色でも、少しずつ違っていて手に取ってどれにしようか迷うのがとても楽しい。

 

何より、物価がアメリカと比べて本当に安いので、単位こそ大きくてびっくりするものの、実質は激安で、たくさん購入してもまだまだ余裕があるほど。(タグに99$って表示されていてびっくりするけど、実際400円くらいの値段!)

 

そのあとローカルの人たちが集まってくる屋台街へ。

そこでいただいたのは、メリッサたちのおすすめ『モレ』という郷土料理!

ドロっとしたカレーみたいなルーをご飯と一緒に食べるから、見た目はカレーライス!その上には、ドでかいチキンがのってる。

三種類(黒色、赤色、黄土色)のルーの中から、一つ選ぶ。

迷いまくってたら親切な店員さんが三種類それぞれのルーを味見させてくれました♡優しい。

そして、黒色の一番見た目がグロい(ただなじみがないからそう思ってしまった、失礼)ルーに決定!

実はメリッサたちは、最初から絶対黒色!てお勧めしてきてくれたけど、真っ黒すぎて少し気が引けてた森井、食わず嫌いやめましょう、黒色が一番おいしかった!

 

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路上には、面白いユニークな食べ物が販売されている。

こまかーーーーい虫(羽生えたやつ)の、つくだ煮みたいなやつが、案外おいしい!

 

 

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午後、

テキスタイル美術館

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メキシコの伝統衣装から、なんと日本の法被まで飾ってあった。

 

 

メリッサは、ファッションのデザインにも携わっていて、中でも大切にしているのがオアハカのローカルなテキスタイルの職人たちの昔ながらの美しい技術をとりいれること。日々、彼らと対話の中でどのようなデザインにするかを決めているらしい。かっこいいなぁ本当に。

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メリッサ



そのあと、屋上にあるおしゃれなレストランで、夕焼けに染まりながらディナータイム!

さらに、メリッサの友人で画家のおじちゃん(名前を、忘れてしまった)も合流して、四人で芸術のはなしで盛り上がります(とはいえ、会話の半分スペイン語だからわかんないので微笑みます(笑))画家のおじちゃんは、書道が好きらしく、普段の作品作りを書道用の筆で描いたりするらしい。また、書道の技法を自分の作品に取り入れることもよくあるよ!って。

書道は私が唯一といっていいほど小さい時からずっとやってきたことで、私にとってとても大切だから、それを地球の反対側の全く違った文化を持つ人がこだわりとしてくれているのがとてもうれしくなった。

作品を見せ合って、みんなで感想を伝えあって。

オアハカの自由な雰囲気と、芸術仲間同士の刺激が、芸術家さんたちの感受性を掻き立ててよりクリエイティブにするんだなーってきれいな夜景をみながら思いました。

 

メリッサと別れて宿にも戻ると、日本人宿泊者がテラスに一人。

不思議なほど他人を引き付ける雰囲気を持った方で、つい遅くまでお話を聞かせていただきました。

その方は、オアハカには長いこと住んでいるらしく、現地のオアハカ料理屋さんで働いているそう。なぜまた、オアハカ料理を学びに?!と思い、これまでの経験をすこしずつ紐解いていくと、もう「かっこいい!!!!」と叫びたくなるような生き方をしてこられた方でした。

 

「簡単に手に入れたものや、人から与えられたものより、必死で努力して手に入れるからこそ大きな価値がある」

 

力強く発されたこの言葉が頭の中で反芻しています。

私はこれをずっと避けてきた気がするから。

 

語ってくれた経験の中には、聞いていて私だったら、逃げ出したいような大変な時期が幾度とありました。だけど、この強い信念のもと、どれだけつらい時期でも、どれだけ周りの人があきらめていても、耐え、努力をして、それを乗り越え、また、学びに変えて、ただひたすら目指すものに真摯に取り組んできた方でした。

 

自分の身をもって経験して、その大切さを心の底から理解している人がおっしゃるからこその言葉の重みに心から感動しました。

いままで、私が彼ほどの苦しい経験を私自身がしてきたとは思いません。

でももしこれから、自分が本当にやりたいことに出会って、それに向かって歩み始めたときにつらいこと、耐えがたいこと、逃げ出してしまいたいことがあるとするなら、この言葉を忘れずに努力し続けたいと思う。だって、本当に手に入れたいものなら、誰かから与えられたり、簡単に手に入れられてしまうのより、自分の手でつかみたいからね。